堀江美都子さんは1957年生まれ。1969年(小学6年生の時)に、テレビアニメ『紅三四郎』の主題歌「誰かさんが誰かさん」でアニメソング歌手としてデビューしました。当時はまだ珍しかった「少女が歌うアニメ主題歌」というスタイルで注目を集めます。しかし、本当に「アイドル声優」の元祖と呼ばれるきっかけとなったのは、1976年の大ヒット作『キャンディ・キャンディ』です。
・オープニングテーマ「キャンディ・キャンディ」
・エンディングテーマ「明日への扉」
これらが連続で大ヒットを記録し、特に「キャンディ・キャンディ」はミリオンセラーを達成。お茶の間での知名度が爆発的に上がり、当時の少女たちの憧れの的となりました。レコードが飛ぶように売れ、コンサートやイベントにも引っ張りだこ。まさに「アイドル」そのものの扱いを受け始めた時期です。
同時に彼女は声優としても活躍しており、
・『ひみつのアッコちゃん』(3代目アッコちゃん)
・『Dr.スランプ アラレちゃん』(一部ゲストなど)
・『魔法のプリンセス ミンキーモモ』(初期シリーズなど)
など、数多くの人気アニメでメインキャストや重要な役を演じました。当時の声優はまだ「裏方」のイメージが強く、顔出しして歌ってアイドル活動をするというのは非常に先進的で異例でした。堀江美都子さんがそのパイオニアとして、**「声優も表に出てアイドルになれる」**という道を切り開いたのです。
なぜ「元祖」と言われるのか?
1970年代後半〜1980年代初頭にかけて、アイドル声優ブームが徐々に形作られていきますが、そのほとんどが堀江美都子さんの成功を見て「声優+歌手+アイドル」というモデルを参考にしたと言われています。
・歌唱力が高く、甘い歌声で少女層を魅了
・アニメキャラクターの声を担当しつつ、リアルでも可愛らしいルックス
・テレビ・ラジオ・ステージとマルチに露出
これらが揃った初めての本格的な存在が堀江さんだったため、「アイドル声優の元祖」「アニソン界の女王」と今でも呼ばれ続けています。現在でも洗足学園音楽大学で声優アニメソングコースの客員教授を務めたり、後進の指導にも力を入れている彼女。デビューから50年以上経った今もなお、現役で歌い続けているレジェンドです。まさにアイドル声優というジャンルを生み出し、育ててきたパイオニア。それが堀江美都子さんなのです。
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